こころと体の健康科…食中毒

    こころと体の健康科(BS日テレ)では、『梅雨時が危ない!熱中症・カビ・食中毒』と題し、身近に潜む危険、基礎知識から対策法、最新情報を紹介していました。


    前回の熱中症に続き、今回は食中毒編のご紹介です。

    番組では食中毒について知りたい疑問を大調査。全国の300人の声(街頭&インターネット)を元に、3つのポイントにまとめていました。

    食中毒を防ぐ3つのポイント
    調理で防ぐ
    保存・再加熱で防ぐ
    キッチン用品の手入れで防ぐ


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    この内容に沿ってご紹介しますね

    その前に、
    食中毒とは?
    口の中に有毒・有害な食中毒菌などが入ることで起きる胃腸症状のことで、症状としては嘔吐・悪心(吐き気)・下痢が主たるものです。腹痛や発熱は、そのお化け的な随伴症状ということになります。
    食あたりと食中毒の違いは?
    食中毒と食あたりを一緒にする人がいますが、食あたりは医学用語ではありません。食あたりは食べ物によって起きる胃腸症状ですが、食べすぎによって起きる腹痛もあれば、下痢もあります。その中に食中毒も入っています。食中毒も重症化すると死に至ることがあります。(エビス診療所 院長 松原英多 医学博士)

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    食中毒の原因となるウィルスや細菌はたくさんあります。
    ウィルスは、ノロウィルス、サッポロウィルス、ロタウィルス、A型肝炎ウィルスなど4種類程度ですが、
    6月から夏場にかけて食中毒を引き起こす細菌は、サルモネラ菌、ぶどう球菌、ボツリヌス菌、腸炎ビブリオ、O157などの腸管出血性大腸菌など20種類以上にもなります。

    食中毒菌は目に見えない、臭いでわからない。どんな食品にも食中毒菌はいるかもしれない、と思ってください


    調理で防ぐ

    新鮮だからといって安心しない
    魚や野菜には新鮮でも元々食中毒菌が付いていたり、肉は加工段階で付着してしまうことがあります。その菌が調理の過程で広がったり、食材の保存の仕方で増殖するなど、食中毒を引き起こす危険があるといいます。

    肉の種類によって主に食中毒を起こす菌が違います。

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    鶏肉に多いのはカンピロバクター
    牛肉に多いのは腸管出血性大腸菌
    豚肉に多いのはエルシニア・エンテロコリチカ など。

    肉の食中毒を防ぐポイントは十分に加熱することです。食中毒菌の多くは、肉の中心温度が75度・1分以上の加熱で死滅するからです。

    “ひき肉”の調理には特に注意が必要。
    ひき肉は細かい肉が寄せ集まったもので、表面の部分が内側に入り込んだ状態のものもあります。ハンバーグなどを作るときには、表面に付着した菌が内側に入り込んでしまうこともあります。十分に加熱し、中心部まで火を通さないと食中毒菌が生きたままの状態になることもあり、生焼けは危険です。

    番組ではオーブントースターの活用をオススメしていました。フライパンで両面に焼き目を付けたら、オーブントースターで1000W・10分加熱するだけ。トースター内部の温度が300度以上の高温になり、食材に均一に熱が伝わるからです。

    次は魚介類です。

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    魚介類に主に付着する菌は腸炎ビブリオ
    この腸炎ビブリオは増殖スピードがとても速く、温度が30℃の状態で3時間放置すると約200倍にも増えたというデータもあるそうです。

    でも安心してください、海水で生きている菌で、表面に付着するだけですので、水道水で洗い流すとほとんど取り除くことができます。安全のためには、洗ったらすぐに調理し十分加熱して食べることです。

    続いては、
    食中毒防止用「お弁当用ごはん」
    暑い季節に心配なお弁当作りでの食中毒対策です。

    ★「梅干しごはん」
    アンケートで多かったのが梅干しを入れる…でした。
    ただし、ご飯の上に梅干しをただおいただけでは、梅干しの周りだけしか抗菌効果がありません。良い方法は種を取り除き細かく刻み、それをご飯に満遍なく混ぜ込むことです。おかかなどを入れてしまうと効果が低下しますのでご注意を。

    もう一つ、オススメのお弁当用ごはんがコレ、
    ★「お酢ごはん」
    作り方はかんたん、2合の米にお酢を大さじ一杯入れて炊く…それだけです。
    ポイントはごはんを炊く前にお酢を入れることです。温度が高いほど抗菌効果が強くあらわれるからです。

    実際にやってみました。炊き上がりのときは「酢めし」の感じでしたが、食べてみると酸味を感じるか感じないか程度。お酢のパワーで胃腸も元気になれる、うれしいごはんです


    保存・再加熱で防ぐ

    冷蔵・冷凍をしても食中毒菌は死なない
    冷蔵庫を過信してはいけない、とよく聞きますがついつい放置しがちですよね。
    肉などのドリップは食中毒菌の大好物だとかで、このドリップをふき取ってラップに包んで保存するのが良いそうですよ。

    また、これも最近よく耳にしますが、作り置きのカレーを常温のまま置いておくのは危険だと。これは、ウエルシュ菌という食中毒菌が繁殖しやすいからだそうです。

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    この菌はカレーやシチューなどとろみがある料理を好むそうです。厄介なのが、酸素の無い状態を好む菌だということ。なので、鍋の底の方で爆発的に増殖することもあるそうです。増殖温度は20℃~50℃、生温かい環境を好みますので、一晩で大増殖する危険があります。

    再加熱の際は、鍋の底からしっかりとかき混ぜて酸素を入れてやり、100度で15分以上加熱すれば安心だそうですよ。カレーには何度か心当たりがありますので、気をつけたいと思います


    キッチン用品の手入れで防ぐ

    食中毒菌が繁殖する条件は、①温度 ②水分 ③栄養分です。これは食材だけではなく、包丁やまな板などの調理用具にも当てはまります。

    肉などを調理する際に、牛乳パックを広げてまな板代わりにする人も多いと思いますが、水洗いではなく、洗剤を使って牛乳の栄養分も流した方が安全だそうですよ。

    除菌・抗菌グッズを正しく使おう
    アルコール除菌スプレーなどを使う際のポイントは、乾いたものにスプレーすることです。濡れているとアルコール濃度が薄まり、除菌効果がガクンと減るからだそう、なるほど要注意です。

    最後に、
    食中毒の予防で1番大切なことは、手を洗うことです。
    手洗いのポイントは①手の平 ②手の甲 ③手首も、石鹸でこまめに洗いましょう

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    ※お話 
    日本獣医生命科学 客員教授 食物学学術博士 佐藤秀美 さん


    梅雨も本番に入り、ジメジメした日が続くようになりました。十分注意しながら、熱中症と併せ健康管理に注意したいと思います。

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    Author:しったかブリ
    TV大好き人間です。
    話のネタになりそうなもの、覚えておきたいものを書き留めています。

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